ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

暮らしを綴る

緊急事態宣言より前、公立学校が長期休みに入る週あたりから、食料を揃えて、調理して食べたり食べさせたりという営為が、生活の中でにわかに重みを増してきた。 ざっと130日かそこら、注文して届けられるものを中心に献立を組みながら、たかだかふたり分の…

はてなブログの継続日数表示について

一部でなにやら紛らわしいというクレームがあったとかで、はてなブログでは、継続日数をゲストに分かるかたちで表示することを止めたようだ。ところで、このブログは継続日数がそろそろ1800日になろうとしているが、突然、そういう理由で継続日数が表示され…

血管の中をどろどろにして

今月は、睡眠不足で苦労していた。それがクーラーをいれて寝るようになったらかなり解消した。加えて本日、袋に入った塩辛いスナックをひとりじめして麦茶で流し込むという蛮行によって、早い午後から夕方までぐっすりと寝ていた。 胃が、予め粗く砕かれた芋…

マロニエ王国の「獣の王」

ふだんは28日発売の小学館「月刊flowers」だが、28日が日曜日の場合は、土曜日の発売になる。デジタル版のリリースも同じ。 岩本ナオ『マロニエ王国の七人の騎士』の「獣使い」編もいよいよ大詰めで、何者かの力で国民全員を動物に変えられた生き物の国の古…

よしながふみ『大奥』第18巻

世は幕末。この物語内では女性である家茂の死因は、脚気衝心。一方、男性である孝明天皇は、ある勢力によって毒殺されたことになっている。三十代半ばの壮年の帝を排斥し、いまだ15歳の皇太子を擁して思いのままに事を運びたかったのは、いったい誰だったの…

いまは時期が悪い

家のどこかで行方不明になって腐敗している玉葱をずっと探していた。きのうアジトを発見して身柄を押さえた。幾重にもくるんで廃棄。洗っても洗っても手のひらから臭いが取れない。おかげで今朝の排水管清掃に備えてのシンク磨き、ぜんぜん苦でもなんでもな…

『烏に単は似合わない』

松本清張賞を受賞した小説のコミカライズ作品。お后候補の4人の姫君が集められた後宮の一角で殺人事件が起こり、その謎解きが行われる。物語世界の設定としては、まるで源氏の六条院のように宮殿に住まう各町の女主たちが精一杯妍を競うという一種の常套に従…

食事を用意する手

言葉狩りとまで大げさなものでなく、単なる語感の問題で、果物のネット販売に「おうちごはん」というタグがついているのを見掛けて、果物は厳密にはごはんの枠ではないし、平仮名6文字の連なりとは、和やかさや安心感を通り越してなんだか幼いことばだな、と…

こどもたちは学校へ帰っていった

今年は、3月のはじめごろから学校が休みになり、5月の連休明けに非常事態宣言が再延長されたりしたので、だいたい90日間くらい、小中高が休みだった。ところで、わたしは、まあまあ高層の公共住宅の上の階に住んでいるのだけど、この住宅の各棟に囲まれるよ…

疲れていることだけは確か

雲の上に出れば、部分日食が観測できたのかもしれない。とにかく、風呂に入ったので、夕食に鹿児島産の鰻を食べて気を落ち着けようと思う。 おそらく、いくら何でも、2月の中頃に旅行から帰って以来、2回の通院を除いて、ほぼ住戸から出ない生活というのが心…

体質なのか病気のせいなのか

土曜は、自覚できるほど神経が昂ぶって、俗にいう、「キレヤスクナル」状態にあった。内臓や筋肉に、はっきりと感知できないレベルの痛みがあって、それが全身の不快感に繋がっているのかもしれない。なんとか仮眠をとって気持ち悪さを遣り過ごそうとしても…

危険を冒しても改革を求める立場

きのうのエントリを書いたあと、世の中の人はどんなことをこのdefundについて考えているのか、あらためて眺めてみた。アメリカ在住のある日本人ジャーナリスト*1は、黒人や肌の色の濃いヒスパニックの人々にとって、警察官は、もはや犯罪から自分たちを守っ…

警察の予算を減らせば治安は

アメリカでは、消防士、救命士、警察官が、市民に感謝される町の勇者だったんじゃないのか。ニュースの画像や映像に、defundの文字をみるたびに、心が痛む。自分たちを犯罪から守ってくれるはずの警察官が、容疑者を制圧するための逮捕術のひとつとして身に…

カランタイン・キュイジーヌからの離脱

quarantine の期間が、段階的にではあるが、ひとまず終わりそうな気配もしている。3月の終わり頃から、わずか2人分の食事ではあるけれど、7時半、12時、18時に軽いの重いの取り混ぜて調理してきた。日数にして、だいたい70日くらいの間。生まれたばかりの小…

外向きの表白

いわゆる「インスタ映え」に代表される、自分が見たもののうち「映え」る部分を切り取ってSNSなどで発信する行為と、言語でもって自分の触れたものを説明し、たとえばどの部分が特に印象的で、そのために別の作品のなになにを想起した、などと示す営みとの、…

クーラーを稼働させる日

15日は、東京都心で33℃に達するという予報があったので、ついに観念して、わたしの部屋も全体的に冷やして除湿することにした。毎年6月一杯は、大小のサーキュレータでしのごうとするのだが、どの年もだいたい6月の半ばには、ちゃんと病人らしく生活環境には…

それぞれ折り合いをつけながら

吉野朔実さんが亡くなって、丸4年が過ぎた。隔月刊だったFlowersに連載されていた作品から彼女の読者になり、旧作を文庫版で読んで、『period』を単行本で追っていった。同作は、思慮深く成績のよい兄と、破滅的で頭のいい弟が、ふたりきりでなんとか幼い時…

都立高校の入試の範囲

三平方の定理、中3の漢字などを除外 来春の都立高入試 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル 独自問題の都立高って、いまないの?あるとしたら、この範囲通りにするのかな。 2020/06/11 13:17 都立高校の「上から」半分より「下」のある学校では、毎年4月…

テレワークの減少/でも定着へ

勤め人の世界では、週のうち、事業所に出勤する日数がだんだん増えてきた人もいるようだ。わたしはどこにも出社しないけれど、家族が電車に乗って会社に行くので、きょうの人出はどうだったかとか昼食をよくとる店屋さんのお客の入りは如何なものかとか問う…

日本橋の賑わいと静寂

わたしは、東京メトロ東西線の東側のほうに住んでいるので、映画を観るにも買いものをするにも日本橋に出掛けることが多かった。語尾が過去形で終わるのは、7年前に大きめの病気を患い、その病気が、いわゆる長患いなので、以前ほどは頻繁に遊び歩くことがな…

不織布マスクのほうがやや楽

先週金曜の通院時に出た薬の処方箋、いろいろ行き違いがあって期限ぎりぎりの月曜に調剤薬局の窓口にお願いして、本日水曜午前に薬そのものをやっと引き取ってきた。その調剤薬局さんは、土曜は午後2時で閉まり、日曜と火曜は定休なのだ。それでも、年初から…

『阿蘭陀西鶴』

井原西鶴が俳諧の世界から浮世草子、人形浄瑠璃まで手を広げて文名を轟かせていたのは17世紀後半。幕府の将軍でいうと4代家綱から5代綱吉の時代にあたる。当時の作家は、原稿を本屋さんに渡すときに報酬を受け取ったきり、のちにその作品が人気が出てやまほ…

『恋歌』

明治10年に私塾「萩の舎」を開いて、上・中流階級の子女を門弟としてその数は一時1000人を超えたという中島歌子の半生記。桜田門外の変のあと、水戸藩の内部で、天狗党と諸生党とに分かれた党争が繰り広げられ、天狗党に属する藩士の子女らが捕縛され、獄死…

携帯電話会社のポイントでもらった牛肉

前の世紀の終わりから、IDOとかauとかとにかく旧KDIが母体になった携帯電話のユーザーをしている。このごろは、なにかとスマートフォン優遇で、いわゆるガラホを3台分契約しているけどポイントつかないなあと思っていたら、珍しく3000円分かそこらのポイント…

粉類をまとめ買いした

ネットスーパーやその他の食品宅配ではスパゲッティと小麦粉が入手しづらいのが続いたので、とうとう痺れを切らすかたちで、アマゾンパントリーを利用した。ホットケーキミックス、中力粉、薄力粉、全粒粉、お好み焼き粉、お菓子各種、それにスパゲッティ。…

定期通院の日だった

今年に入って3回目のD大学医学部附属病院への通院の日。前回は、行き帰りともタクシーさんだったけど、今回は、行きもわたしひとりで、しかも数日前に大きな買いものをしたので節約を心懸けて、都バス一日乗車券を買って朝早く出発した。 いつもはJRのある駅…

小麦粉で作れるもの・炒飯追記

先日、宅配で全粒粉が500gほど届いたので、それをたこ焼きにしたり、ふつうの薄力粉と混ぜてふるってホットケーキにしたり。なぜかイオンさんのネットスーパーでは、ここ2か月間、小麦粉やスパゲッティがずっと「売り切れ」の表示のままになっている。ホット…

とても肩の力の抜けた、昼餐

かなり時間の下がったきょうのひるめしは、松屋のプレミアム牛丼にすることにした。わたしは、あの幅広の券売機の前に立つと目移りのあまり挙動不審になってとんでもないものを押してそのまま注文してしまうので、その失敗を繰り返さないために、自宅でゆっ…

よそへいって自由にしたい

温泉にいきたいねお魚いっぱいたべたいね、と話しはするものの、緊急事態宣言解除直後で、県境を挟んでの移動は月の後半まで控えるのが望ましいとされているので、あいかわらずの家居の毎日である。 思えば、各国の基本法で保障された移動の自由を、COVID-19…

自分を肯定的に眺めるのは

できるのは、せめて「否定的に眺めることに終始しない態度をとろうと心懸ける」くらいなのだろう。このように日本中が、一種の閉門蟄居を言い渡された状況を続けているときは、ここ7年来、身体の不調から碌に外に出られなかったわたしでさえ、そろそろこころ…