ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『ガーンジー島の読書会の秘密』

30日金曜日に封切られた映画はどれも興味深いものだけれど、そのなかからこれを選んで。第二次世界大戦中、フランス本国全土を手中に収めたナチスドイツがイギリス領チャネル諸島に属するガーンジー島にまで進駐してきた当時の住民の生活が主なテーマ。 成…

ヘルプマークなわたし

持病関連の手続のために、区役所支所にいってきた。わたしが居住しているのは、東京都の特別区のひとつで、その人口は島根県とほぼ同じ。しかし、自宅の最寄りの支所は、どの鉄道駅からも微妙に離れていて、都営バスもまったく通っていないわけではないけれ…

身体の仕組みが分からない

数年前、胃腸の調子を崩したときに、相当時間以上前に摂った食物(時間を掛けてそれのみ咀嚼した果実)が、胃からそのまま返品されてきたことがあった。シンクのまえで涙まみれになって苦しみながら、噛み砕いたままの大きさ、硬さのこれらが小腸へ下ってい…

『大奥』17巻

先月末、本作掲載誌である白泉社「メロディ」の電子書籍に手を出してしまったがために、今回発売巻の後半2話分は既読だった。ヤマシタトモコ『違国日記』も、掲載誌「FEEL YOUNG」がauのユーザー特典で読めたので、まだ単行本になっていない2話分が同様に…

西瓜とトマトに生かされる

このところ毎年、夏は、西瓜をよく買う。5月の終わりの長崎産を皮切りに、毎週の食品宅配で、長崎、新潟、青森の西瓜を届けて貰った。今年は、気温の高まりに時間がかかったことが関係しているのか、一旦、新潟から青森のに切り替わったあと、もう一度新潟…

諦めの悪さと我が儘ぶりについて

毎日、身体の中に、免疫力を抑える薬と炎症を抑える薬を放り込んでいるので、わたしは、いろいろなものに感染しやすく、また、体内で生じた炎症をいち早く叩くようにできている。免疫抑制剤はマッチとして機能し、ステロイド剤はポンプとしてはたらく。その…

土日とも駄目なまま

喉の痛みと咳にくしゃみが激しい。でも、せっかく天気がよいので、布団のカバーリングを外して洗って干し、来週の分のアイロンを仕上げ、2年ものの素麺を茹でて食べたりしていた。 午後、少しの間だけ外出した。下着の上にぞろりとしたワンピースを着て、上…

てんやの天丼

天丼のえらいところを考えました

あいかわらず発熱と発汗/親の仇

冷やしたトマトをまな板に置いて、上から2つに切る。それぞれの切断面の下部に山型に刃をを入れて、蔕と白くて硬い部分を取る。それから、半分を4、5個に切り分けて、粗塩を振る。それを行儀の悪いことに立ったまま、まな板の上から摘まんで食べる。 トマ…

横になって読んでばかりいる

二十歳のころ、とは。

喉いがいがで咳コンコン

たしか、擬態語は平仮名表記で、擬声語は片仮名表記が基本だったか。週末あたりから喉の内部になにか絡まる感じを覚えていたのが、きのうの午前中、ハハとの電話の最中についに大きな咳が続けざまに出て、珍しく痰まで排した。夜もせっかくの涼しい夜なのに…

このごろのデリバリープロバイダら

先日、配達時間帯指定のアマゾン発送の品物が、指定時間よりも早く配達されようとしていた。平たくいうと、指定時間帯の始期より1時間以上前に、自宅の下の集合玄関まできていた。「アマゾンです。」と名乗るので、「時間帯指定がありませんか?」と問うと…

晩夏の愁い/くすりでこころがかわるとき

くすりでこころがかわるとき

暑熱順化していたとしても/祇園さん復習授業

「あついあついじゅんばんにばける」とは、夏のはじめに夫がわたしに度々いってきかせたことであるが、あれから3週間以上経つけれど、暑さが衰える兆しは一向にみえない。 きのうの昼は、吉野家のデリバリー、夜は、大阪王将の出前だった。きょうの昼は、イ…

『命みじかし、恋せよ乙女』

D大学医学部附属病院への何十回目かの定期通院。自宅前から都バスに乗って、ハブになっているあるJR駅の前で別のバスに乗り換え、最後はタクシーさんのお世話になるというのがこのごろ多くみられるわたしの通院パターン。16日は、台風10号の影響を考えて…

台風10号の通過

台風10号の湿った風に負けないように果物たべたことよ

きのう新潟県上越市で/リンガーハット

令和初の摂氏40度超えというけれど。

『イノサン Rouge』/WWⅡ2冊

なんの因果か、ほぼ日5年手帳にも毎日あれこれ記入している。その記録によると、昨年の今頃、『イノサン』『イノサン Rouge』をKindleで一気に読んでいる。どうもわたしは、夏になると、フランスの近世についての史伝、小説、まんがを読みたがるようである…

ふた昔前の食生活は

食物繊維が豊富で、高蛋白、低脂肪であるために、和食は、日本が世界に誇るひとつの文化であるといわれる。ただし、庶民の食生活、とくに前の戦争に敗れてすぐのころまでの貧乏な家庭の食事は、なんとか今日のいのちを繋いで翌日の苛酷な労働に堪える体力を…

このごろのお盆というもの

毎年というもの、5月の連休が明ければ、申し合わせたように、東京の百貨店からのお中元攻勢が始まる。わたしが弱いのは、ひとつところに固めて注文して合計で税込おいくら万円以上で先着何万名さまにこの粗品進呈いたしますというキャンペーン。その粗品は…

『ピータールー マンチェスターの悲劇』

gaga.ne.jp この映画では、200年前の、マンチェスターでの屋外集会に参加した丸腰の国民に、武装した正規軍と義勇軍とが襲いかかり、死者及び負傷者を出した事件が155分で一気に描写される。この件に限らず、30年前の天安門事件だって、いまこのとき…

宮中女房に三種あり

この一週間、山本淳子先生の註と現代語訳で、興味深く『紫式部日記』を読んできたわけですが、定子や彰子が中宮であった時代、すなわち西暦1000年ごろの後宮には、私的にキサキに仕える女房として、次の三種があったようだ。 女房を職業とし、主家を渡り…

酢とか香辛料とかハーブとか

ここから遠からぬところ*1に、しばしの間の塩分制限を言い渡されたブロガーさんがお住まいのようだ*2。以前、治療で免疫を落として感染予防のための長期入院をしていたとき、暇でしょうがなかったので減塩の食事を続けて出してもらったことがあるとは書いた…

威力業務妨害の被疑者逮捕さる

被疑者が催しの主催者へ送付したファックスの文言の中に、「ガソリン携行缶」という単語を含まれていたそうで、それが厭でも先月、つまり2019年7月18日に京都市で起きた事件を連想させる*1。あの事件で心を痛める被害者、被害者の親族・遺族、知人・…

お后になるか奥様になるか

盛夏のつねとして、朝の目覚めは早く、だから昼寝をとらずにいれば宵のうちにしばらく寝入ってしまう。ゆうべも夜中頃にはたと起きて、冷やしておいた濃いめのハイボール缶を空けた。9パーセントで350ミリって、けっこうなアルコール量かも。それから、…

だれかレイヤーを分けて説明して

もとより美術は、広義の政治と無縁でいられるはずもない。それどころか、美術作品の中には、強い政治的メッセージを発信するものすらある。その美術作品の巧拙や完成度はともかく、政治性の強さは、それに触れるものから、絶対値の大きさは同じ、共感又は反…

博物館・美術館で記録するということ

春先に、北陸地方のある都市で、中国の現代書家の作品展を観た。館内の写真撮影は、一部を除いて禁じられていたのだが、禁じられている当の展示室の中でさかんに写真と映像を撮っている母と息子と思しき二人組がいた。あまりに堂々と作品にカメラを向けてい…

音楽として聴く、映画は観ていない

きのうは外で映画を観て、瓶出しと銘打った紹興酒*1を口にしてしまったので、わりと早めに寝て、今日は平常営業。暑いけれども、ドライモードで空調を動かして扇風機を回して机に向かって一日。 『エンテベ空港の7日間』は、10月4日金曜日封切でした— py…

『世界の涯ての鼓動』

シャンテB2『梅梅』さんで。 ごく近所の夏祭りは、主催者の高齢化や予算の関係で、ビエンナーレになったりアニュアルフェストになったりするけれども、どうやら今年は確実に開催されると知って、半日都心に避難することにした。真夏に都心で、となれば、以前…

酢豚ふたたび

アメリカ産の豚ロース肉のかたまりが、100gあたり88円の安値であったので、450gのをひとつ買ってみた*1。それをだいたい太めの鉛筆くらいの拍子木に切って下味をつけ、片栗粉の衣でからりと揚げたのを黒酢で酢豚にした。今回は、炒めた玉葱と甘と…